生まれし者と去りゆく者


8月1日、やっと生まれました 恵文社西大路店ブログ。
そして同じ8月1日 惜しまれながら去ってゆく『京都CF』最終号発売。
25年間、地元京都の濃い情報を発信し続けた雑誌でした。
後発の同じ地元情報誌「L誌」とは販売部数は大きく差をつけられてはいましたが
特集よっては月に平均7〜8冊の販売数が200冊近く売れる号もあり、毎号浮き沈みの激しい雑誌でした。

この最終号は2年前の真夏に「ラーメン特集」を組んで情報誌の常識を破り、
一気に100冊の販売数を突破した真夏の常識破り特集です。
この表紙のコピーがにくいね“シメは、ラーメンで!”
酒飲みのシメはもちろんラーメンだよね。それから表紙の写真のラーメンが、またいい。
そう、京都ラーメンの元祖・「タカバシ」の第一旭のラーメン。

私が中学生だった頃、まだ京都にラーメン専門店らしきものがひとつも存在していなかった時代。
口コミ(情報誌すらない)でうまいラーメン屋があるということで、わざわざ市電に乗って(当時、市電はタカバシを渡って伏見まで行ってました)食べに行ったことあります。
とても混んでいてしかも衛生面で難がありそうだったけれども味は、こんなうまいラーメンがあったのかと思い、
それ以来私の中でラーメンはしょうゆ以外はありえないようになってしまいました。

余談ですが、ラーメンの話ついでに。

当時私の住んでいたほんとうにすぐ近くに毎晩ラーメンの屋台が出ていまして
夜中によく食べに行っていたのが現在の「ラーメン横綱」の社長が出していた屋台でした。
当時からとても繁盛していましたが、一度、置いてあった屋台ごと盗難にあったこともありそれからはワゴン車で来て店を出されていました。
と、こんな事を書いていると汗をかきながらラーメンを食べたくなってきました。
……やはり、シメはラーメンでないと!
『CF』買っとこ!(CFの回し者ではありません)

雑誌担当は書店業要介護1の店長、北山でした。
では次回はもっと昭和を……。

バックナンバーも多少ご用意しております。