10月14日「鉄道の日」を前にして

昨日ニュースでJR福知山線脱線事故調査委員が報告書を漏洩していた事件が放送されていました。
JR西日本前社長からの接待を受け、手土産に鉄道模型を受け取っていたようです。


全ての遺族、被害者の方々、全ての乗客、全ての鉄道業界に携わる人々、そして全ての鉄道ファンに対する背信行為である。


その模型がどうも「新幹線500系」と「チョロQ」3個らしい。(よほどのレア物だったのか?)

今回その新幹線500系が「のぞみ」定期運転から引退するらしい。


500系は鋭くとがった先頭車両がジェット機のようで精悍ですが、室内空間がやや狭く、全車両にモーターが付いており車軸価格が高く、コスト的に問題があるらしい。
が、今のN700系よりずっと男前だと思うのですが残念です。そして賄賂にも使われ、重ね重ね残念です。


新幹線が開業した当時、小学生だった私は父に連れられて京都駅のホームへ見に行った事がありました。(見るだけで乗せてはもらえませんでしたが)0系の新幹線は憧れの「夢の超特急ひかり号」でした。


その後はじめて新幹線に乗せてもらえたのは、それから2年後でした。
当時の客室にはスピードメーターがあり、時速200kmを越えた時は乗客は一様に興奮していました。そして富士山を通過する頃には車内アナウンスもあったと記憶しています。
初めての新幹線、初めての東京タワー、初めての東京モーターショー、高度経済成長期真っ只中の古き良き昭和でした。



現代、新幹線は高速移動手段として多くの人たちに利用されています。高速の電車としか思っていない人には、一度,乗ってる間のノートPCを閉じて、この本を読んでみてはいかがでしょうか?


何とも思っていなかった新幹線が楽しい乗り物に変わります。ぜひ一読をオススメします。


  
「新幹線に乗るのがおもしろくなる本」 扶桑社 620円

  
新幹線ガール」 メディアファクトリー 1,000円   

  
「新幹線の車窓から」 メディアファクトリー 1,000円


蛇足ながら、京都出身の前原誠司国交相は知る人ぞ知る「鉄道マニア」で、しかも「SLマニア」の撮りテツ、音テツだそうです。 

大臣が過去に撮った写真はJR西日本山口鉄道部のオレンジカード台紙に使われていたり、秩父鉄道のカレンダーにも使われています。(決して権力は使っておりませんが)       筋金入りの「SLマニア」だそうです。


そのうち、「国有SL専用鉄道構想」、なんて言い出したりして……。



<鉄道ファンのお客様へお知らせ>


当店、一階雑誌売り場にあります鉄道関連の雑誌・書籍ですが、

10月11日より(鉄道の日を前にして?)二階売り場へ上がります。

今よりも少し充実できると思いますので、ぜひ10月11日以降はご面倒ですが、 二階売り場までお越し下さい。

お待ちしております。         どうぞ宜しくお願い致します。


 
                                 担当車掌は北山でした。