時よとまれ君は美しい

店舗改装のため、更新を1回休ませてもらいました。

改装からもう3週間がたつのですが、まだまだ片付かない事ばかりです。

長年(25年!!)使ってきたレジカウンターの移動や、新POSレジの導入など、

不慣れな事ばかりで、右往左往しながら、毎日があっという間に過ぎて往き

ます。あれもこれもやらなくてはいけないとはわかっているのですが、

なかなか出来ずに、ストレスが溜まりっぱなしです。


今回の改装はちょうど、冬季オリンピックと重なって、今回のオリンピックは、まったく見れませんでした。

そして、いつのまにか閉幕してしまいました。

その昔、「時よとまれ君は美しい」という1972年夏季ミュンヘンオリンピックの記録映画がありました。

4,5年前に公開されたスピルバーグ監督、「007」のダニエル・クレイグが出演していた映画「ミュンヘン」のドキュメントです。

どちらも、とてもいい映画でした。

しかし、

スポーツ選手の瞬間の美しさは、動画ではなかなか見ることはできません。

決して動画と優劣をつけるつもりはありませんが、

スラローマ−のターンの瞬間に、スキー板のエッジ一本に全体重がかかっている瞬間の美しさは、動画では見ることはできません。


ダウンヒルレーサーの空中に浮かんでいる姿は、なんて魅力的なのでしょう。


時はいつも、正確に、平等に、非情に、そして無情に、過ぎて往きます。

だから、その時の流れをとめた瞬間が、美しいと私は思います。


スポーツだけでなく、生きている瞬間の美しさに、気がつかずにいると思います。

そして人生の美しい瞬間に何度、「時よとまれ」 と祈ったことでしょう。

しかし、時は無情に、残酷に過ぎて往きました。



時をとめることはできませんが、時を切り取ることはできます。

ぜひ美しいと思った瞬間を、とめておきたい方におすすめいたします。


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オリンピックどころではなかった、少し悔しい、北山でした。